〇「私=I」じゃない
英語を学ぶ上で
知っておかなければいけない
ことがあります。
日本語と英語は違うということです。
「そんなこと知ってるしw」
と言いつつ英語が苦手な方は、
恐らく知っているつもりになっているだけです。
日本語には驚くほど『私』を
表現する言葉が存在します。
私、あたし、僕、俺、おいら、わたくし。。
現在使われている言葉だけでも相当数あります。
でもこれ、英語にはないんです。
「私」の英訳として適当なのは
myselfでしょうか。
Iは【主語のときの私】です。
敢えて日本語に訳すなら、
I=私は、私が
となります。
〇日本語と英語の文法の違い
『文法』
という言葉を聞いて
絶望しないでください。
難しいことはここでは言いません。
日本語の
「私は学校に行きます。」
という文章は、
「私は行きます。学校に。」
でも良いし、
「行きます。私は学校に。」
でもアリ。
そもそも「私は」はなくても良いです。
ですが英語の場合、
日本語よりもずっと明確に
文法が決められています。
主語+動詞+他 (目的語・補語)
誰が+どうする (何だ)+どこへ (何を)
これしかありません。
上の例文に当てはめると、
’I go to school’
「私は 行きます 学校に」
この順番しかありません。
I to school go
なんて出来ません。
そして、主語として
使うことが出来る
「私」を表す語は’I’なんです。
〇しつこいくらいに【 I 】
日本語では主語を省略できます。
ですが英語で主語を省略すると
全く異なる意味になります。
I go to school.
の例文を再度見てみましょう。
日本語であれば
「私は学校へ行きます」
主語を抜いて、
「学校へ行きます」でも
同様の意味になりますよね。
ですが英語で主語を抜くと、
’Go to school.’
(学校へ行け)
主語は「私」ではなく
「あなた」となり、
命令形になってしまいます。
Iばっかりで何だか
自己主張が激しい気がする。
と気おくれする必要はありません。
英語の文法が日本語と違うだけです。
英会話で最も使われる単語がIだそうです。
ちなみに二番目はYou。
会話だから当然と言えば当然の結果と言えますね。
〇日本と英語圏ではそもそも文化が違います
例えば、
「いただきます」
「ごちそうさまでした」
「行ってきます」
「ただいま」
「お疲れさまです」
「よろしくお願いします」
これらは英語でどう言いますか?
よく質問されますが、
そもそも英語では言いません。
無いです。
私たち日本人の当たり前が当たり前じゃない世界なんです。
文化が違うんです。
〇言いたいことをシンプルに考える
「いただきます」
と言う文化はありませんが、
別の言い方をします。
「いただきます」じゃなくて
”Wow, it looks yum!
(おいしそう!)”とか、
”Let’s eat! (食べましょう!)”
「ごちそうさまでした」は
”Thanks for the meal.
(食事をありがとう)”
”It was nice! (美味しかった!)”
なんてどうでしょうか。
「行ってきます」は
”See you! (じゃあね!)”
「ただいま」は
”Hi! How’s it going?
(やぁ、どんな調子?)”
「おつれさまです」は
どうしても言いたければ
”Good job! (良くやった!)”
”Thank you for your hard work. (あなたのハードワークに感謝です)”。
通常の日本語の言い方だと
“See you! (またね!)”
が適当な気もします。
「よろしくお願いします」は
場面によりますが、
「これやっといてください。よろしくお願いします」なら、
”Can you do this, please? Thanks!
(これやってもらえますか?ありがとう。)”
「どうもChieです。よろしくお願いします。」
という意味でなら、
”Hi, I’m Chie. Nice to meet you.”となります。
「よろしくお願いします」の意味するものとは、
英語では’Thank you’だったり
’Nice to meet you’だったりするわけです。
日本語をそのまま英語に訳そうとしないことです。
結局何をを言いたいのか、出来る限りシンプルに言いたいことをまとめることが重要です。
〇別の言い方にも慣れておく
例えばスマホの料金プランで
「かけ放題」と言った言葉があります。
これ、英語圏では
’Unlimited (無制限)’
という言い方が一般的です。
’limit’は、タイムリミットなど
日本語でも使いますが、
限界や制限といった意味です。
limitの前にある’un’は
否定を意味する接頭辞。
日本語で言えば『非』や『否』のようなものです。
日本語の『かけ放題』は
「好きなだけ使うことが出来る」という意味。
対して’Unlimited’は
「制限が無い」の意。
表現の仕方は異なりますが、結局同じことを言っています。
日本の言い方に合った英語を
辞書で探すよりも、
結局何が言いたいのかを
出来るだけ簡潔に捉えること。
なんなら逆の言い方で
言えるか試してみると、
言いたいことを表現できるかもしれません。
英語と日本語は全く違います。
ここを知っているつもりで
しっかり理解していないと、
無駄な労力を使うことになります。
新しい言語を学ぶのは違いを知ることでもあります。
これまでと異なる常識を知り、
柔軟に学んでいきましょう。