ネイティブならこう言う!っての、後にしてください

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〇恥の文化、ニッポン

「ネイティブならこう言う」
「こんな言い方ネイティブはしない!」

様々な記事やYouTubeで見る
人気のタイトルです。

アメリカ人の文化人類学者、
ルース・ベネディクト
(Ruth Benedict)さんの
『菊と刀
(The Chrysanthemum and the Sword/1946)』によると、
西欧は「罪の文化」であり、
日本は「恥の文化」だと言います。

この著書によれば、
西欧人は善悪で判断し、
日本人は他人の目で判断する。

日本人はとにかく恥をかく
ことを嫌うとあります。

ここで深くは触れませんが、
あながち間違ってもいない
見解だと思います。

間違えて恥ずかしい思いを
するのは嫌!

だからネイティブなら
どう言うかを気にする。

納得の日本人ウケする
フレーズです。

〇まずは基礎からお願いします

あなたが目指している
英語レベルはどこですか?

そしてあなたの今の
英語レベルはどこですか?

私たちだけでなく、
多くの英会話講師たちは
「日常会話は中学レベルの文法で十分」
と説きます。
これが一つの目安です。

中学英語の文法は
理解しているでしょうか?

もし中学で習う文法を
理解していないのなら、
「ネイティブならこんな言い方しない」
という情報はまだ必要ないです。

基礎を理解し、
英会話が出来るようになって、
その後余裕があれば
ネイティブの言い回しを
勉強してみてください。

〇完璧は目指すだけムダ

想像してみてください。

外国人の方が、
カタコトの日本語で話しています。
あなたは何とか理解できます。

「日本人はフツウそういう言い方をしないよ」
とあなたは言いますか?

カタコトでも頑張って
日本語を話してくれている。

それだけで嬉しくないですか?
何とか理解してあげたいと思いますよね。

もし外国人の方に
「日本人のように話したい」
「日本人ならどう言うの?」
と言われれば別ですが、
そうでもなければ
スルーしませんか?

言語は時や場所、人と共に
変化します。

私が学生の頃は
「チョベリバ」
という今ではもう死語となった
言葉が流行っていました。
超ベリーバッドの略です。

現在はエモーショナルから
派生した
「エモい」
という言葉もあるようですが、
もうこれもあっという間に
ほぼ死語です。

オーストラリアでは
”Good day!”
が日常的な挨拶ですが、
アメリカでは死語です。

言語はそれを話す人々と共に
生きています。
歴史や文化も加わっています。

言語を完璧に使いこなすのは、
外国人にはほとんど無理です。

言語習得に関して言えば、
完璧は目指さない方が
身のためです。

〇ネイティブならこう言う!に惑わされないで

ネイティブの使うフレーズから
始めてしまうと、
覚えることばかりで応用が
効かなくなります。

ネイティブのカッコいい
フレーズを覚えても、
それを使う機会がなければ
宝の持ち腐れ。

ネイティブの言い回しを理解し
応用させるためには、
ある程度の基礎と
その国の文化や背景を知る
必要があります。

まずは中学英語の基礎固めからです。

基礎が固まれば応用しやすくなります。

ですが基礎ばかりでは
モチベーションが上がらない
という方も多いでしょう。

それなら、文法学習に加えて
ネイティブの発音を真似る
ことをオススメします。

発音はとにかく慣れが必要です。
どんどん聞いて、
カッコいいネイティブの発音を
習得してください。

発音を練習する内に、
ネイティブらしい言い方が
だんだん見えてくるように
なるはずです。

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