〇ノートの使い方を分かっていない人が多い問題
生徒さんたちを見ていて思うことを少し。
ノートの使い方、
分かってない生徒さんが多い!
誰も彼も同じ間違いを繰り返します。
私もそうです。
「これ前に調べたはずなのに、また忘れたーっ!」
という単語はたくさんあります。
人によって間違えるポイントは異なりますが、
同じ人が同じところで同じ間違いを繰り返すんです。
理解していないのか、
はたまた、間違えたまま
覚えてしまっているのか。。
気になる共通点の一つは、
メモの取り方・ノートの使い方です。
〇横着してはダメ
例えばこんな生徒さんが居ました。
教科書の端に、新しい単語が並んでいて、
その中に‘snorkel’とありました。
生徒:「先生これ何?」
わたし:「シュノーケルだよ。ほら、海で泳ぐときにシュノーケリングってあるじゃん。」
生徒:「あー、シュノーケリングか!知ってる!」
わたし:「これは動詞だから、’シュノーケリングする’って意味だね。」
すると彼女は、
教科書の’snorkel’の後に
’する’とだけ記しました。
あれれれれー(@_@;
とりあえず様子を見ることに。
で、次回のレッスン時。
やはりその単語が読めません。
生徒:「先生ー、’snorkel’に’する’って書いてあるけど、これ絶対おかしくない?」
_(┐「ε:)_ズコー
やっぱりかーと思いました。
今分かれば良いんじゃないんです。
後の自分のために、
分かりやすく説明した
メモでなくてはいけません。
横着してはダメ!絶対!
〇大人だってメモを取るのは難しい
仕事を教えるのでも、
何度同じことを言っても
覚えられない新人さんたちが結構いました。
メモを取るよう促しましたが、
実際ほとんどメモを取っていない。
そしてやっぱり覚えてない。
毎回仕事を教えるのも面倒だし
イラスト付きの手順書を作って
貼っておきました。
するとそれを見ながら
きちんと仕事をこなしてくれます。
何をどうメモに取るのかが
わかってなかったんだろうと
後で思いました。
メモの取り方ってそういえば
とても難しいのかもしれません。
〇あなたは絶対忘れます!
私たちの脳みそは毎日
いろんな情報を仕入れ、
大忙しです。
学校で習うことはもちろん、
テレビから、
ゲームから、
本から、
友達から、
家族から、
ネットから。。
例えば私はドラクエという
ゲームが好きで、
呪文や道具、モンスターの
名前などはすぐに覚えられるんです。
しばらくゲームをしていませんでしたが、
それでも未だに結構覚えてます。
必要な英単語は全然頭に入ってこないのに!!
ただでさえ毎日好きなことの
情報を仕入れるのに忙しいのに、
本当ならやりたくもない
勉強なんか特に、
脳みそに入る隙間がないんです。
だから興味がなければないほど忘れやすいんです。
断言します!
あなたは絶対、
今日授業で学んだことを忘れます!笑
〇そもそもノートはなぜ必要か
カナダの大学で
こんなテストがありました。
学生達を2つのグループに分け、
それぞれのグループでカードの
『神経衰弱』ゲームを
してもらいました。
ゲームの前、両グループとも
全ての絵柄の配置を記憶する
時間が設けられます。
その間、
一つのグループはメモを取り、
もう一つのグループはメモ無しです。
記憶する時間が終るとメモは回収。
すると結果は、
メモ有りのグループの方が
カードの位置を覚えていなかったんです。
(参考:『メモを取っても記憶は定着しない:研究結果』)
つまり、メモだけに頼っては
いけないんです。
結局は自分の頭をフルに
使わなければいけないんです。
この参考記事では
メモを取ってはいけないと
結論づけていますが、
そう簡単な話ではないと思います。
「いつでも授業に集中出来て、
全て理解でき、
絶対忘れない。」
そんな方はノートを取る
必要はありません。
ですが私たちは、
いつでも集中できるわけではないし、
全て理解出来るとも限らないし、
忘れる生き物なんです。
だから、明日の自分のために
ノートに今日の足跡を
残すんです。
〇ノートとは、記憶をなくす未来の自分に宛てたメッセージ
人間は忘れる生き物です。
興味の無いもの、
普段使わない情報だったら尚更。
それが普通なんです。
だからといって
ありのままでいては
テストで赤点です。
今勉強した内容は
すぐノートにとり、
今日は何を覚えたら良いか、
脳に指令を出す必要があります。
忘れるはずの未来の自分にメッセージを残すんです。
犯人に刺された被害者が
死の間際に残す
ダイイングメッセージと
同じです。
睡魔に襲われたあなたが
最後の力を振り絞り、
未来の自分にメッセージを残すんです。
今「分かった!」と言う
自分を信じずに、
忘れる自分にメッセージを送ります。
届け!
〇ノートは頭の中を整理整頓するためのガイドブック
ノートの整理は部屋の片付けと一緒です。
服はクローゼットに、
本は本棚に、
ペンはペン立てに、
まだ目を通していない事案は
未解決ラックに、
解決済み書類は
一定期間は保管庫に。
ノートの中も整理整頓して、
頭の中に入れるべき情報を
「見える化」しましょう。
何冊もノートがあったら、
どこを見直して良いのか
分からなくなります。
せっかく覚えたことを
メモしなかったら、
またすぐに忘れます。
省略してノートに記せば、
後で見返すと意味不明な
イタズラ書きに成り果てます。
覚えた内容をノートに記して
見返すことで、
忘れないよう脳に記憶を
刷り込むことができます。
ノートを使いこなして
薄れゆく記憶をしっかり
逃さないようにしましょう。
でもやみくもにノートに書いていても
実はあまり効果がない場合があります。
次回はメモの取り方、ノートの使い方をご説明します。